櫻田武です。
盛岡大学文学部准教授の福島教授が、秋田の授業を参観して気付いたことをこうお話しされていました。
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生徒が教育実習等でお世話になっている学校で授業を見させていただいて、他県と違うなあと思うのが、子供たちの発言する時間と量です。
他県の学校と比較しますと、圧倒的に多いと思います。
もしかするとこういう授業スタイルが脈々と受け継がれてきて、秋田県の学力を下支えしているのかなとも思いました。
他県のいろいろな授業を見る限り、そんなふうに思います。
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私たちが開発した「にしせんスタンダード」も、45分間の授業中、いかに子供たちに「アウトプット」させるかを考えた授業デザインでした。
なぜかといいますと、アウトプットすることが、確かな理解につながりますし、ただの意味記憶からエピソード記憶として残るからです。
「にしせんスタンダード」は、子供たちの学び合いの時間を45分間中20分間とります。
子供たちのアウトプットする時間を確保するためには、普通の授業で行うことを削る必要があります。
「やらないことを決める」ということです。
私は、子供たちが「お金もち」になるための研究もしていますが、実はそれは「時間もち」になることにもつながっています。
これは、授業づくりにおいて、「単元計画」を大事にすることと関わっています。
だから、学習指導要領を作成した人はさすがだなあ、わかってるなあと思うわけです。
話がズレましたが、資質・能力を上げるためには、いかに子供たちの「アウトプット」を増やすかを考えてみてください。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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