櫻田武です。
結果を出したいときに、私が意識している考え方があります。
それは、できるだけ最初の時点でキードライバーを見極めることです。
キードライバーとは、「目標達成に大きな影響力のある要素」を指します。
たとえば、美味しいパンを作りたいときのキードライバーは、「良い材料を集めること」です。
なぜなら、材料さえ良ければ、簡単に焼くだけでも、味の良いパンになるからです。
逆に材料が悪いと、一流シェフが調理をしても不味いパンにしかなりません。
火加減を変えても、味付けをしても、焼いても、蒸しても、形を変えても、材料が悪ければ、結局は味が悪くなる。
このように、色々な要素の中で、とくに重要な要素が、キードライバーだと言えます。
だから、特に新しい分野に挑戦するときは、「キードライバーは何か?」と真っ先に考えます。
キードライバーさえわかっていれば、少ない労力で大きな結果が出せるからです。
言い換えると、キードライバーがわかっていないと、ムダな苦労が増えていきます。
前述の例で言えば、質の悪い材料で美味しいパンを作るにはクセの強い味付けで、風味をごまかすしかありません。
クセの強い味付けをするためには、手間がかかるため、面倒な作業が増えていくのです。
こういった現象は、仕事でもよく起きます。
キードライバーを見極められない人ほど、いつも面倒な作業を繰り返し、お金も時間もなくしていってしまいます。
※なお、キードライバーを数値化したものをKPI(キーパフォーマンスインジケーター)と言います。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
>>>>>>>>
「きみの生き方が世界そのものだ」
ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)白取 春彦
Comments