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【ヒラメキと思いつき】#ひらめき #思いつき #あきたUD  #ユニバーサルデザイン #0417



櫻田武です。

ヒラメキと思いつきの違いとは何でしょうか。

結論から申し上げると、“ヒラメキ”と“思いつき”は、種類が異なります。

“ヒラメキ”とは、何かしらの意図にもとづいて、徹底的に考えぬいた末に浮かぶ、アイデアや発想のことです。

それに対して、“思いつき”とは、目の前にある課題に対して、その場で浮かんできたアイデアや発想のことです。

少し表現を変えると、


“ヒラメキ”は『ビジョン構築型』

“思いつき”は『問題解決型』

と言えます。

“ヒラメキ”は何かしらの意図にもとづいて浮かぶアイデアや発想のことを指すのに対して、“思いつき”はあくまでも目の前の課題や問題に対して浮かんできたアイデアや発想のことです。

また、アイデアを得られるまでに必要とする、時間やエネルギーも、“ヒラメキ”の方が多いことがほとんどです。

しかしその分、質の高い効果的なアイデアや発想を得られるのが、“ヒラメキ”の特長です。

効果的なアイデアや発想を得るためには、“ヒラメキの力”を活用することが重要です。

効果的なアイデアを得たいのであれば、アイデアや発想を得る“意図”を明確にして、徹底的に考え抜くことが重要なのですが、「徹底的に考え抜く」と言いますと、机の前でウンウン唸って長い時間考えるイメージを思い浮かべてしまう人も多いです。

でも、一番オススメなのは、常に“情報発信”というテーマを頭の中に入れておくことがいいと思います。

そうすると、道を歩いている時でも、電車に乗っている時でも、様々なことに気付くことができます。

これが、頭の中である“意図”に基づいて考え続けているという姿です。

「子供たちが障害者を理解するためのヒントがどこかにないだろうか」

「子供たち勉強が好きになるためのヒントがどこかにないだろうか」

その“意図”は何であれ、常日頃から考えていることで、質の高い効果的なアイデアを得ることができます。

最後に、“ヒラメキ”を導き出すための「脳科学的なヒント」をお伝えします。

アイデアが閃きやすいシーンとして「3B」と呼ばれる考え方があるのをご存知ですか?


Bus=バス→乗り物での移動中

Bath=トイレまたはお風呂→用を足している最中または入浴中

Bed=ベッド→就寝前

この3つの頭文字を取って、「3B」です。


中国からの言い伝えで日本でも言われている「三上」と同じです。

https://kotobank.jp/word/三上-513767

この「3B」に共通していることは、「心身共にリラックスした状態にある」ということです。

意図的にでも「ボーっとした状態を創り出す」ことで、アイデアが得られやすいと言われています。


脳科学的には、このぼんやりと何もしていない時の脳の働きのことを、「デフォルト・モード・ネットワーク」と言います。


デフォルトとは、「何もしないこと」と訳されます。


デフォルト・モードとは、直訳すれば、「何もしていない状態」と言えます。


この「デフォルト・モード・ネットワーク」の時には、普段の活動時とは別の領域の脳が活動しているされ、


・自己認識:自分自身について考える


・見当識:自分がどこにいて何をしているという情報の認識


・記憶:デフォルトモードネットワークに海馬が含まれている場合がある


このような作用があると考えられています。


つまり、「ボーっとした状態」をつくることも、効果的なアイデアを得るためには必要ということです。


経営者の方々にお会いすると、「徹底的に考えぬいてもアイデアが浮かばなければ、後は休んだほうが良い!」


という主旨のお話を伺う時があります。


これは意図的に「デフォルト・モード・ネットワーク」の状態を創り出しているので、非常に合脳的なんですね。


何事も、“やりすぎ”は禁物です。


徹底的に考え抜いたら、後はぼんやりとする時間もつくってみてください。


それでは、また。


今日もありがとうございました。


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櫻田武です。 「算数・数学ワーキンググループ における審議の取りまとめ」には、「学びに向かう力・人間性等」における資質・能力について次のように記述されています。 1 数量や図形についての感覚を豊かにするとともに、数学的に考えることや数理的な処理のよさに気付き、算数の学習を進んで生活や学習に活用しようとする態度 2 数学的に表現・処理したことを振り返り、批判的に検討しようとする態度 3 問題解決など