櫻田武です。
アメリカ大統領にもなった、ドワイト・D・アイゼンハワーは、「計画Planは役に立たないが、計画作りPlanningは不可欠である」と言っています。
私たちは、全知じゃありません。
未来には予想外のことがいろいろ起こりますし、相手がいるなら裏をかこうと行動を変えるかもしれません。
せっかく作ったプランどおりに事態が進まないのは、いつものことです。
それでも、計画を立てることにどんな意味があるのでしょうか。
それは、真面目に計画するからこそ、人は自分にできることとできないこと、自分の置かれた状況のよい面・悪い面をまともに考えようとするものであり、プランニングは、私たちの行動と未来に、言わば神経を行き渡らせる行為だからです。
また、自分の思考を客観視できる能力をメタ認知といいますが、プランニングはこのメタ認知を鍛えるのにもってこいだと言われています。
平たく言うと、プランニングをやっていくと賢くなるということです。
計画を立ててもいつも挫折してしまうという人もいると思います。
それでも計画を立ててください。
挫折はメタ認知にとって一番の教材です。
自分の見込みが違っていたことを、この上なく教えてくれます。
挫折抜きに、ヒトは自分を知ることができません。
そして計画を立ててみなければ、そもそも計画倒れしようがありません。
「どうせうまくいかないから、計画しない」のでは、進歩もありません。
計画倒れという学習機会を得るために、プランニングすることが必要です。
そして、失敗から学ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
何が想定外だったか、具体的にチェックし、その原因を考えることに尽きます。
そのためには起こりそうなことをきちんと想定することが大事です。
つまり、ここでもプランニングだということです。
最低限、何をどれだけいつまでにやり遂げればよいかを書き出し、それぞれについて、そのためには何が必要かを考え、準備すれば、それだけプランの実効性も増します。
何より、細かく設定すればそれだけ、プランニングから学べるものは増えていきますね。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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・時間投資思考ー時間が増えれば人生が変わるーロリー・バーデン
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