
櫻田武です。
私が、他の方が主催しているセミナーに参加すると、勉強熱心な参加者の方にお会いすることがあります。
講師の言っていることを一言一句しっかりとメモしているような方で、勉強熱心という言葉が本当によく似合う方ですね。
私もできるだけメモしようとするタイプなんですが、師匠にはこう言われるわけです。
その学び方では、結果がでません! と。
例えば、簿記3級とか、車の運転免許の筆記試験とか、そういった勉強であれば、テキストがキッチリとしている必要があるでしょう。
なぜなら、それらは、知識を問われるような勉強だからです。
そして、こういった勉強法は、私たちが馴染みが深い、学校教育の勉強の方法でもあります。
学教教育は、よく記憶をしている人ほど偏差値が高くなりやすいシステムになっていますよね。
しかし、ビジネスで結果を出すという視点で言えば、こういった知識獲得の勉強法をしたところで、結果が出るとは限りません。
むしろ逆です。
講師の言っていることを一言一句メモをとらずに、聞いているセミナー参加者の方が、結果を出したりします。
セミナーの場で、何か思いついたときすぐに手帳を開いて、タスクリストの欄にそれを書き、それを行動に移すような人のことです。
こういった人は、ほぼ間違いなく結果が出ます。
つまり、こういった人というのは、セミナーを知識習得の場として捉えずに、行動のきっかけの場として捉えているのです。
また、セミナーをする側からすると、参加者のためを思って、キッチリとしたテキストを作っても、それによって結果が出るとは限らないのです。
すなわち、分厚いテキストになればなるほど、参加者のフォーカスが、「いかにして、行動を起こすのか?」よりも、「どれだけ知識を身に付けるのか?」になりがちだからです。
下手をすると、テキストの分厚さと、結果の出やすさは反比例するのです。
知識の獲得か、それとも行動のきっかけか。
あなたは、どちらの目的でセミナーを受講していますか?
今日もありがとうございました。
それでは、また。
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