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- Takeshi Sakurada
- 2022年9月18日
- 読了時間: 4分

櫻田武です。
本日は、初等中等教育局特別支援教育課 八田和嗣 課長のコラムをお届けします。
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特別支援教育というと、ともすれば、特別支援学校の教職員や、特別支援学級、通級による指導の担当者など、特定の方のみが担当するような先入観を持ってしまいがちです。
しかし、特別な支援が必要な子供たちは、すべての学びの場に在籍しています。
すべての教職員の皆様が、特別支援教育の担当者です。
(1) 読み書きに時間がかかったり、友達とのコミュニケーションが上手く取れなかったりするなど、障害があることによって学習面や生活面で困難がある子供がいます。
まず、その困難さの要因と考えられる障害の特性を、本人や保護者、同僚、関係機関等の専門家から得た情報などを基に整理してみてください。
(2) 子供やその保護者の思いは、様々です。
一人一人の思いや願いなどに耳を傾け、寄り添いながら、どのような指導や支援をするのがよいかを考えましょう。
まず、子供の困難さやその要因と考えられる障害の特性、「こうしたい」という願いを理解しましょう。
そして、その子供に合った指導目標を立て、学びやすいように教材や教具を工夫しながら指導を行いましょう。
その際、本人の得意な面からアプローチすることが大切です。
(3) 他の子と同じように取り組んでも、上手くいかなかった経験をしている子供がいます。
「自分は頑張っても上手くできない」と感じるなど、自分のことを肯定的に受け止めにくい状態にある子供もいます。
また、このような子供の様子を見て、「子育ての方法が間違っていたのだろうか」と悩んでいる保護者もいます。
そのような思いをもった子供や保護者にとって、安心できる時間や場所となり、子供の自信や意欲につながる指導にすることが大切です。
(4) 指導を行う際、困ったことがあれば、管理職や特別支援教育コーディネーター、学級担任、特別支援学級担任等の校内委員会のメンバーに相談しましょう。
また、授業の工夫が得意な教師に相談することも考えられます。
大切なことは、子供の指導や支援をチームとして関係者が協力して行うことです。
一人で悩むのではなく、気軽に相談してみましょう。
上記は、文部科学省が2020年3月に作成した「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」(※1)の第1章から、一部変えて引用したものです。
本ガイドは、表題のとおり、通級による指導を担当することとなった先生向けに、指導を行うに当たってのポイントや実践例をまとめたものですので、原文は通級による指導を前提とした記述となっていますが、敢えて一部変えて記載しました。
通級による指導の担当者のみではなく、すべての教職員の皆様が、上記のような視線で子供たちや保護者に接していただき、子供たちの困難にいち早く気づき、理解し、それに応じたきめ細かい指導・支援を行っていただきたいと思います。
そのためには、子供たちの困難を理解するとともに、個々の教育的ニーズに応じて、他の教職員や関係機関と連携しながら学校全体で組織的に対応できるよう、必要な知識や支援方法を身に付けていただく必要があります。
各教育委員会等が実施する研修や校内研修、上述のガイドをはじめとする文部科学省が提供する情報(※2)、国立特別支援教育総合研究所が実施する研修や提供する情報(※3)等を積極的に活用いただき、まずは目の前の困っている子供のために必要な領域から少しずつ学んでいただきたいと思います。
すべての教職員の皆様に、特別な支援を必要とする子供たちのため、一人一人に応じた指導・支援を行うための役割を担っていただくようお願いします。
※1:「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」
・本資料は、QRコードやURLから参考資料を確認できるようにするとともに、動画資料も添付しています。
※2:文部科学省(特別支援教育) https://www.mext.go.jp/a_menu/01_m.htm
・例えば、障害の状態等に応じた教育的対応については、「教育支援資料」第3編が参考になります。
※3:国立特別支援教育総合研究所 https://www.nise.go.jp/nc/
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それでは、また。
今日もありがとうございました。
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