櫻田武です。
この本、めちゃくちゃ面白かったです。
子どもたちに身につけさせたい力が何か、興味のある方ならぜひ読んだ方がいいと思います。
・「ニュータイプの時代」山口周
「正解を出す力」に、もはや価値はない!
ですから。
Kindle読書も、だいぶ慣れてきました。
さて本題です。
とある小学校から教育相談を受けました。
2年生の1クラスに5人の発達障害が疑われる児童がいて大変だという担任の先生の訴えを受けて、校長先生から依頼を受けたものです。
「課題解決セミナー」でお話しした、私からのアイディア5つを1つずつ書きたいと思います。
今日は2つ目です。
2 学級ルール(学級目標)」の確認(「友達と仲良く」、「勉強が遅れないように」保護者の希望を叶えるために、まずは。)
昨年度の学級ルール(学級目標)を確認しましょう。
そして、今年度の学級ルール(学級目標)と照らし合わせてみましょう。
そして、子どもたちと一緒に実態を調査しましょう。
大変だと訴えるくらいですから、目標とはかけ離れていると思います。
学級目標の達成に向けて、スモールステップの目標を決めて全員で取り組んでみましょう。
そこには、支援の必要な子も必ず参加させて、本人の納得をもらいます。
そして、目標は必ず書いて、視覚的にいつでも確認できるようにします。
注意することは、「~しない」という、否定形の目標にしないこと。
みんなで取り組んで、みんなができたらご褒美を与えましょう。(トークンエコノミー法)
個人個人ができて最終的にクラス全員ができる、という考えではなく、「クラス全員ができたら合格」という方針に改めます。
お利口さんは、まだできていないお友達を手助けします。
何事も学級ルール(目標)に立ち返って取り組んでみることをおすすめします。
学級が育てば、個人も育ちます。
ただし、支援が必要な児童は、環境の変化への適応に非常に時間がかかることもお忘れなく。
きっと夏休み等の長期休みでまた元に戻ります。
元に戻るくらいならまだしも、マイナスになったりもします。
あせらず、期待しすぎず、長い目で見てください。
「教育は、盆栽の手入れと同じ。(養老孟司:解剖学者)」
「今の社会が求めていることは、手がかからず、思い通りに、早く。でも、本来生き物はその真反対。手がかかるからこそ愛おしいし、生きることに『早い』は合わないの。(中村桂子:生命科学者)」
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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