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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【尊い感情】#尊い感情 #あきたUD #授業のユニバーサルデザイン #日本授業UD学会あきた支部 #特別支援教育 #SDGs #0905

更新日:2023年6月17日


櫻田武です。


生きづらさをもっている人ほど、自分自身に潔癖性を求めます。

「怒りや嫉妬などの感情を持ってはいけない」というべき論を自分自身に振りかざすのです。

たとえば、結婚したいのに結婚していない女性が、既婚の幸せそうな女性を見たときには、「嫉妬」の感情が出てくる場合があります。

そんなとき、生きづらい人ほど、「自分はなんて性格が悪いんだろう」と自分自身を罰するわけです。

でも、考えてみてください。

怒りや嫉妬、罪悪感、恥などのネガティブな感情って、誰もが持ち合わせていますよね。

たしかに、それらを日常的に感じるなら、その感情の根本原因を解決した方がいいでしょう。

そのような感情が、たまに自分の心を乱すくらいであれば、何も問題がありません。

そして、今の時代はどうか分かりませんが、少なくとも我々人間(ホモサピエンス)の数百万年間の歴史においては、「それらのネガティブな感情がある方が、生存するにあたってプラスに働いていた」と考えるのが自然です。

逆にいうと、ネガティブ感情がない人間は、ことごとく絶滅してきたのでしょう。

だから、私はこう思っています。

ネガティブな感情をもつことって、人間として、とても自然なことだと。


逆に、ネガティブな感情をもたない人は、どこかネジが外れているとも言えるでしょう(笑)。

キリスト教における、「七つの大罪」である、「暴食、色欲、強欲、憤怒、怠惰、傲慢、嫉妬」は有名ですよね。

私は、これらの感情をもつことも、人間としてとても自然なことだと思っています。

その「七つの大罪」の感情をもったとしても、自罰的になる必要はない、というのが私の意見です。

なぜなら、それらの感情をもつことで、人間は絶滅を逃れてきたわけで、その意味では「尊い感情」と言えるからです。

今日もありがとうございました。

それでは、また。


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