櫻田武です。
あなたは、人間の幸福が何によって決まるかを知っていますか?
一般的には、「人間の幸福には、健康かどうかやお金をどれだけ持っているかなどが大きく関わっているのではないか」と考える人が多いものです。
しかし、それを裏付ける話があったのです。
今日は、この人間の幸福度を左右する要因を明らかにした研究を、ご紹介したいと思います。
米カリフォルニア州立大学リバーサイド校で、ポジティブ心理学を研究するソニア・リュボミルスキ教授。
彼女は、インタビューとアンケートを用いて幸福度を調査し、それを数値化するという実験をしました。
その結果、幸福度に影響する主な要因は3つあり、それぞれがどのくらい影響しているのかが明らかになりました。
その3つの要因とは…
1つ目は「遺伝的性質」で、全体の50%を占めています。
遺伝的性質は、言葉通り遺伝によるものなので、私たち自身が変えることは難しいものです。
一方で、健康、お金、人間関係…など、一見幸福感を直接左右していそうな「環境要因」は、わずか10%です。
一般的に考えると、2つ目のこの要因はもっと高い割合を占めていると考えられますが、意外にも低かったのです。
では、残りの40%、3つ目の要因は何だと思いますか?
実は、3つ目の要因は「日々の習慣や行動」でした。
しかも、行動を起こした結果がうまくいったかどうかは関係ありません。
積極的に行動を起こす、そのこと自体が幸福感を高めるのです。
それだけでなく、幸福度の高い人はそうでない人に比べ、仕事の生産性が平均で約37%高く、創造性は約4倍という結果も明らかになりました。
つまりこの研究によれば、習慣や行動を起こすことで幸福度を高め、それによって仕事の質も高まるという最高のサイクルを作り出すことができるのです。
遺伝的要因は変えることはできませんが、行動なら今日から帰ることができます。
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今回の櫻田の推し本
捨てられる教師 AIに駆逐される教師、生き残る教師 (SB新書)・・石川一郎 (著)
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