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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【思いやりの技術2】#思いやりの技術 #あきたUD #授業のユニバーサルデザイン #日本授業UD学会あきた支部 #特別支援教育 #SDGs #0802


櫻田武です。

今回も、クイズです。

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あなたが街を歩いていて、両目が不自由な人が困っている状況に出くわしました。

どうしますか。

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いきなり出くわしたら、どうしたらよいか迷うと思います。

ちなみに、道の真ん中で目の不自由な方が杖をトントンとついているのは「どっちへ行けばいいのか分かりません。教えてください」という合図なのだそうです。

その時に私たちが「右へ曲がってください」とか「左へどうぞ」と説明してもダメなんだそうです。

実際に街中で目をつぶってみればわかりますが、音がどっちの方向から来るのかはほとんど分かりません。

声だけで右、左…と指図されても、その人は自分の向いている方角すらよく分からないのです。

こんな時には、声をかける前に必ず不自由な人の手を握るか、あるいは肩に自分の手を乗せて身体を正しい位置にしてから教えてあげるとよいそうです。


そうすると、目の不自由な人も、この人が安全な道を教えてくれるのだという心の準備ができます。

前回の座席を譲る、あるいは目の不自由な人に道を教えてあげるには、優しさと勇気の他に「思いやりの技術」が必要だということですね。

「お年寄りを大切にしましょう」「目の不自由な人に席を譲りましょう」…というのは、ただのスローガンで、スローガンだけでは人の行動が変わることはありません。

人に対する思いやりの技術を身に付けて、正しい知恵や知識のもとに行動してはじめて価値が生まれます。

「知りて行わざれば、知らざるに等し」という言葉があります。

いい話を聞いた…だけで終わって、行動力に乏しいのでは、”知らない人”と何も変わりません。

知っていて見て見ぬ振りは、知らない人より悪いです。

私たちは知識を得て、それを実践する技術を見に付け、思いやりのある人間に自分を近づけていきたいものです。

スローガンだけでは、自分の行動はもちろん相手に提供できる価値も変わりません。

知識を得て、それを実践する中で”技術”とするから成長します。

テクノロジーの進化が目覚ましい時代ですが、こうした時代だからこそ「思いやりの技術」を持った人は、覚えてもらえますし、気に入られますし、信頼されます。

小さなことを実践し続ける人が、その技術を身に付けられます。


ぜひ、小さなことから始めてみましょう。

それでは、また。

今日もありがとうございました。

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*櫻田オススメの本 等

・「メリットの法則」

・「7つの習慣」スティーヴン ・R・コヴィー

・『地上最強の商人』

・「改訂版 新・ティーチング・プロフェッション 次世代の学校教育をつくる教師を目指す人のために」

・「子育ての大誤解」新版(上)ー重要なのは親じゃない(ハヤカワ文庫NF)

・「子育ての大誤解」新版(下)ー重要なのは親じゃない(ハヤカワ文庫NF)

・「言語化力(SBクリエイティブ)」

・「アルゴリズムフェアネス(KADOKAWA)」尾原 和啓著

・「世界がもしも100人の村だったら」

・『偉大なる選択』スティーブン・R・コヴィー (著) キングベアー出版

・『ビジョナリー・カンパニー2』ジム・コリンズ(著)

・『第8の習慣』

スティーブン・R・コヴィー (著) キングベアー出版

・「崩壊フラグ」を見抜け!(必ずうまくいくクラスのつくり方)

・「ニュータイプの時代」山口周「正解を出す力」に、もはや価値はない!

・『7つの習慣 最優先事項』

スティーブン・R・コヴィー (著)

キングベアー出版

・「数学的に考える力をつける本: 本質をつかむ 考えがまとまる 説明上手になる 」(知的生きかた文庫)深沢 真太郎

・「はずれ者が進化をつくる」稲垣栄洋

・【人もウィルスも制御できぬ自然】福岡伸一

・「バカの壁」

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