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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【本当に外交的か】#本当に外交的か #あきたUD #授業のユニバーサルデザイン #日本授業UD学会あきた支部 #特別支援教育 #SDGs #0906

更新日:2023年6月24日


櫻田武です。

世の中には、自分の外向性(または内向性)を誤解している人が多くいます。

たとえば、先日私がお会いした方は、次のように話していました。


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知らない人が多い場所へ行くと、本当に気疲れしますよね……。

僕は会話が得意な外向的な性格なんですが、それでも数十分もするとグッタリして、家に帰りたくなってしまいます。

この方に私が言ったのは、「◯◯さんは社交的なスキルのある、内向的なタイプなんじゃないですか?」ということでした。

というのも、現代の心理学では、内向的な人と外向的な人のちがいを、刺激に対する敏感さで定義しています。

つまり、敏感な人が内向的になり、それほど敏感ではない人が外向的になるという形です。

本質的に言えば、内向的な人は、人間関係に限らず、音や臭い、飲食物などに対しても敏感に反応します。

そして、内向性・外向性は大部分が遺伝で決まるため、訓練で変わることはあまりありません。


一方、社交性とは、人付き合いの上手さのことです。

他人の話を聞いたり、説明したり、冗談を言ったりするスキルで、外向性・内向性とは全く別の概念だと言えます。

また、外向性・内向性と比べると、社交性の方が環境や訓練で伸ばせます。

もちろん遺伝が関係する部分もありますが、作法や会話のパターンを覚えれば習得できるからです。

さて、この前提を踏まえて世の中の人を分類すると、次の4種類になります。

1.外向的で社交性の高い人

2.内向的で社交性の低い人

3.内向的で社交性の高い人

4.外向的で社交性の高い人

このうち、1番と2番は、いわゆる“世間のイメージどおり”なので、わかりやすいと思います。

注意が必要なのは3番と4番です。

「3.内向的で社交性の高い人」は、なまじコミュニケーション能力が高いために、苦痛なのに接客などを続けていることがあります。

逆に「4.外向的で社交性の低い人」は、本当は人と遊ぶのが好きなのに、友達が作れなくて孤独に暮らしている場合などがあるのです。

そしていずれにせよ、私がお伝えしたい結論は1つです。

あなたがどれに当てはまるか自覚して、自分らしく生活しましょう、ということです。

自分自身の特徴を自覚して、タイプに合った人生をおくるのが望ましいということです。

もし「今までの生活は自分に合ってなかったのかも」と気付いたら、勇気を出して行動パターンを変えてみませんか。

自分を誤解したまま、合わない生活を続けて、疲弊する人生にはなってほしくないと思います。

あなたは、どのタイプでしょうか?

それでは、また。

今日もありがとうございました。


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