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【発達障害のある子供たちは、どんな子供たちですか?】#発達障害 #あきたUD #日本授業UD学会あきた支部 #ユニバーサルデザイン #0710

執筆者の写真: Takeshi SakuradaTakeshi Sakurada

櫻田武です。

「発達障害のある子供たちは、どんな子供たちですか?」と久しぶりにざっくりとした質問をいただいて、少し戸惑いました……。

が、説明します。

ガラスのコップを思い浮かべてください。

コップには100mlの水が入ります。

これが、定形発達の子供の脳だと思ってください。

知的障害のある子供は、コップ自体が小さいのです。

基本的には、70ml未満の水しか入らないです。

発達障害のある子供は、コップの容量は100mlですが、コップの形が違うのです。


ある子供は、試験管のような細長いコップです。


入り口が小さいので、情報という水が、すんなりコップに入らずに漏れてしまいます。

ある子供は、細長い上にL字に曲がって、しかもそこに穴が空いています。

せっかく受け取った情報という水は流れて行ってしまいますし、残っていても曲がっているので、うまくすくいだせません。


だから、情報を小分けにしたり、すぐ流れていかないような情報提示を考えたりするのがUDのアイディアということになります。

もう一つ、例を出します。

同じ大きさのミカンを2つ思い浮かべてください。

どちらも同じ重さで、美しいオレンジ色です。

片方の皮をむいてみます。

中には、形がそろったふさが並んでいます。

これが、定型発達の子供の脳だと思ってください。

もう一方の皮をむきます。

こちらは、発達障害のある子供の脳です。

中はどうなっていると思いますか?

中には、大きいふさや小さいふさ、多様なふさが並んでいました。

大きいふさは、例えば「見ること」、得意な脳の機能です。

小さいふさは、例えば「聞くこと」、苦手な脳の機能です。

このように、脳の機能に凸凹があると言えます。

だから、得意な脳の機能「見ること」を活かして苦手な「聞くこと」を補えるように工夫するのがUDのアイディアということになります。


いかがでしょうか。

少しは、分かっていただけたでしょうか。

それでは、また。

今日もありがとうございました。


 
 
 

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