櫻田武です。
主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善のために、これまでのユニバーサルデザインの授業づくりで言われていた「わかる」「できる」という授業づくりに、新たに加えたいことがあります。
それは、授業の最初の方に(単元の最初の方に)「知ってる」という段階を入れてみるということです。
学習課題の設定においては、「主体的な学び」の基盤が成立することが大事ですが、そのためには学習課題が子供たち自身の課題として認識されることが必要です。
そのキーワードが「知ってる」だと思っています。
「知ってる」けれど、分かっているつもりだった。。。はっきりは分からない、自分の言葉で説明できない。。。
「知ってる」けれど、実際にやってみたらできない。。。。
これが、自分ごとの「主体的な課題」となります。
「知ってる」は、「見方・考え方」を働かせている瞬間とも言えます。
単元の最初に「知ってる」けれど、わからない、できない大問題を設定し、その問題を解決するための小課題(仮説)を子供たちと話し合って並べていけば、子供主体の単元計画ができあがります。
学ぶ目的や方法、評価も視覚化でき、ユニバーサルデザインの単元作りとなります。
「知ってる」は、「認知的不協和」=揺さぶり、を作るきっかけになるのです。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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