櫻田武です。
現在の学習指導要領のキーワードの一つが、「社会に開かれた教育課程」。
これは、教育課程の作り手、つまり「メーカー」が、学校の中に限定される話ではなくなったということになります。
実際にそうなるかは別として、保護者や地域住民なども教育課程づくりに参画していくというところまで考えていくことを文科省は考えているわけです。
コミュニティスクールですね。
なぜかといいますと、学校の中だけで使える「学力」ではなくて、学校の外でも学校を卒業した後でも使える「資質・能力」を子供たちに育てようとしているからです。
前学習指導要領も「生きる力」を育むことを目標としていますが、あなたは「生きる力」とは何だと思いますか。
私は、「稼ぐ力」「食える力」もその一つだと思っています。
だから、ビジネスも研究して、いろんな業界の社長さんともお話を重ねて、学校から社会へのスムーズな移行ができる授業づくりを目指しています。
それが子供たちのバリアを未然に防ぐ「本当のユニバーサルデザインの授業づくり」だと考えているからです。
あなたは、教え子をどんな大人にしたいと考えていますか。
サラリーマンですか?
サラリーマンでもいいと思います。
ただし、現在の会社の平均寿命は20〜30 年ですよ。
サラリーマンになったとしても、60歳まで3回仕事を変わる子供もいるわけです。
いや、子供たちの平均寿命は100歳を超えて、80歳まで働くことが確実になったので、4回転職する子供もいるということですね。
その視点から考えたとき、必要な資質・能力とは何でしょうか。。。。
全ての子供が終身雇用の公務員にはなれません。(というか、公務員も定年40歳にするという話も密かにあるみたいですが。。。)
そんな文脈で新学習指導要領を見ますと、いろいろと見えてきますね。
このブログは、あなたの「資質・能力」も向上できる情報を提供しているつもりです。
私の「見方・考え方」はもしかしたら一般的な教職員とは違うかもしれませんが、多面的・多角的な見方・考え方をもっていないと、児童生徒数が減った教員減のリストに挙げられてしまうかもしれません。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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櫻田の推し本
『思考の穴』アン・ウーキョン 他1名
イェール大学集中講義 思考の穴──わかっていても間違える全人類のための思考法
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