櫻田武です。
学習指導要領では、深めた考えをアウトプットする表現型の授業を重んじているように思います。
それは、評価する際にもポイントになります。
1
子供の表現の中に、これまで思考判断してきたことが、どこにどのように表れているかということを見取る必要があります。
逆に言いますと、子供に考えを表現させる時点までに、課題を解決するための要件について吟味(思考・判断)指導が明示的に単元計画に埋め込まれていなければならないということになります。
教師は、これまで以上に単元を俯瞰してみる必要があります。
2
思考の深まりを評価するために、教師は深まるきっかけを作る必要があります。
対話的な学びとして考えを書いたプリントをグループの中で発表し合うだけで、プリントを回収し評価するだけではいけないということです。
どう思考判断したら学びの質が高まるかを指導せずに、表現させたものを評価してはいけないということです。
教師が足場をかけたり仕掛けたり揺さぶったりして、探索的に話し合わせ、深まった内容とともに、深め方も気付かせたいです。
3
評価を教師のものだけにしないということです。評価は教師の指導に生かすだけでなく、子供の学習に生かす必要があります。
単元の中に、教師の評価や友だちの評価を取り入れて、課題や問題解決の手掛かりとさせます。
そのためには、単元や時間の評価を教師だけでなく、子供にも納得してもらう必要があります。
子供が評価を自分の課題・問題解決や追究に必要な「めあて」として納得して取り入れたら、自然と「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」となると思います。
また、数字や文書に表れない、子供ならではのエピソードも必要だと思います。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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櫻田の推し本
・「はずれ者が進化をつくる」稲垣栄洋
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