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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【逆行連鎖化】#逆行連鎖化 #あきたUD #授業のユニバーサルデザイン #日本授業UD学会あきた支部 #特別支援教育 #SDGs #0924



櫻田武です。

障害のある子に対する支援は大切ですが、どのくらい支援すればよいのか、どうやって自分でできることを少なくしていけばよいのかに悩まれる先生も多いようです。

対応を間違えると、せっかく自分でできることが増えても、それが本人の達成感や自信につながらないことになってしまいます。

次の対応のうち、達成感を味わいやすいのはどちらでしょうか?

1 まずは自分でさせてみて、できない部分を支援し、支援をだんだん減らしていく。

2 まずは支援して、自分でできる部分が増えてくるのに従って支援をだんだん減らしていく。


正解は、2です。

なぜかといいますと、1は失敗体験によって支援され、2は成功体験による成長を促すからです。

具体的に説明します。

例えば「手を洗う」という行為を自立させたいとします。

手を洗うという行為をスモールステップ化すると次のようになります。

①服の袖をまくる

②蛇口をひねって水を出す

③右手と左手を濡らす

④石鹸を付ける

⑤石鹸で手のひらと手の甲を洗う

⑥水で流す

⑦蛇口をひねって水を止める

⑧手をタオルでふく

①から⑦までを支援して、⑧の部分を自分でさせるという感じです。

⑧が自分でしっかり出来たら、⑦⑧を自分でできるように支援していきます。

この方法を「逆行連鎖化」といいます。

成功体験による理解は、自己理解と回復力、レジリエンスを高めます。

今日もありがとうございました。

それではまた。


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スタンフォード大学オンラインハイスクール校長の本。


スタンフォード式生き抜く力 星 友啓 (著)


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