櫻田武です。
教育界の一部で「非認知能力」に関心が集まっています。
これは「人間として生きていく力」で、具体的には次のような力を指しています。
目標に向かって頑張る力
他の人とうまく関わる力
感情をコントロールする力 など
数が分かる、字が書けるなどのIQで測定できる力を「認知能力」と言いますが、それだけで測れない内面の力を「非認知能力」とも読んでいます。
「非認知能力」の高い人は、最初は知識不足だったり経験不足だったりしても、周囲の意見を取り入れて学ぶ意欲を持ち続け、次第にできなかったこともできるようになり、伸び幅が大きいとも言われています。
最近、「非認知能力」は、将来の所得やキャリアにも影響することが多くの研究で指摘されています。
この能力を高める教育は、いま世界の幼児教育のトレンドになっていると言われています。
日本でも注目されていて、新学習指導要領にその内容が組み込まれましたし、すでに始まっている保育所保育指針や幼稚園教育要領にも反映されました。
幼児教育にも詳しいシカゴ大学のジェームス・ヘックマン教授は、「『非認知能力』とは、机に向かって一人で獲得できるような類のものではなく、家庭や学校の中で、親や教師に『教わって』身につけるものだろう」と指摘しています。
学校や教師にその気があれば、「非認知能力」を育成する教育は可能のようです。
先生の力の見せ所ですね。
今日もありがとうございました。それではまた。
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櫻田 武
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○秋田県大仙市教育委員会 指導主事
○秋田大学教職大学院 実地指導講師
○秋田県上級特別支援教育コーディネーター
○メンタル心理カウンセラー
○上級心理カウンセラー
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