櫻田武です。
人間の脳は、ストレスが高まると3F状態となるそうです。
これは、より原始的な情動や衝動や反射反応を司る部分が、思考を司る部分をのっとってしまったような状態だということです。
3Fとは、次の3つです。
Fight(ファイト):攻撃的になる
Flight(フライト):一目散に逃げる
Freeze(フリーズ):思考停止で固まる
教師側が、強い叱責で子どもを3F状態にした後で指導・支援したとしても、それは身に付かないというものです。
「ならぬものはならぬのです。」が通じない子どもたちがいるということですね。
基本となる対応は、「ABC分析」によって行います。
行動の前後に何が起こっているのか。
きっかけ→行動→結果
行動をすることにより、一体何を子供は得ているのでしょうか。
事物の獲得?
注目の獲得?
課題からの逃避?
感覚刺激?
行動そのものではなく、行動の前後に働きかけてみましょう。
それでは、また。
今日もありがとうございました。
>>>>>>>>
・ケーキの切れない非行少年たち(新潮社2019)
・どうしても頑張れない人たちーケーキの切れない非行少年たち2ー(新潮社2021)
・通級指導教室 発達障害のある子への「自立活動」指導アイデア110 喜多好一(編著)明治図書 2019年
・「継次処理」と「同時処理」学び方の2つのタイプ 認知処理スタイルを生かして得意な学び方を身につける 藤田和弘 図書文化社 2019年
・「仲よくなれる!授業がもりあがる!密にならないクラスあそび120」(樋口万太郎・神前洋紀編著、学陽書房)
Comments