
あきたUD【九九の学習のカリキュラムデザイン】#教育 #算数 #カリキュラムデザイン #ユニバーサルデザイン #授業のユニバーサルデザイン #あきたUD #akitaud # #0109
櫻田武です。
小学校2年生の担任をしたことがあります。
家庭訪問か教育相談か忘れましたが、お母様の中の一人から、「うちの子は物覚えが悪い。2年生の算数で九九を覚えられるか心配だ。」と相談を受けました。
確かに2年生算数の最後の方に、九九の勉強があります。
私は、その相談を受けた時に、カリキュラムデザインをしました。
「九九の勉強は、4月から通年行う」
毎日、帰りの会で、九九の中の一段を教師の後に続いて言わせることを始めたのです。
「今日は9の段だよ。九一が九…ハイ(九一が九…)」
昔の寺子屋で行われた、「漢文の素読」です。
もちろん子供達は意味がわかりません。
毎日続くこの呪文は、一体どんな意味なんだ???
でも、教えません。
そのうち全員の子供達が九九を暗誦できるようになります。
そして、本格的に九九の勉強を始めた時に、毎日の呪文の意味がわかるというわけです。
年度末までに必死になって九九を詰め込む必要もなく、余裕をもって、今後非常に大切になる「もとになる量」という概念もしっかり押さえることができます。
この考え方は、実は、九九だけじゃないと思うのですが・・・
ぜひ、お試しを。
それでは、また。
Comments