櫻田武です。
茂木健一郎さんは、独学こそが本来のまなびのあり方だと述べています。
以下、茂木さんの文章を引用します。
>
以上のようにモンゴメリの文章修業の経緯をたどってみる時、彼女が偉大なる独学者の系譜に連なる人物であると感じます。
例えば、文学の世界で言えば、『嵐が丘』を書いたエミリー・ブロンテなどに通じるものがあります。
僕は『嵐が丘』の場合、イングランド・ヨークシャーのハワースと言う所にも行ったことがあります。
驚くほど何もない、荒涼とした場所でした。
そうした場所で、専門的な教育を受けるわけでもないブロンテが、世界文学史上でも重要な小説を書いてしまう。
なぜこんなことが起こるのか。
実は、脳の研究をしている立場からすると、独学こそが本来の学びのあり方とも言えるのです。
自分自身が興味を持っていることは、自分が1番よくわかっています。
自分が苦手なポイントも、テストで失敗する以前に自分で把握できます。
何よりも、自分自身でカリキュラムを組むことで、興味の対象を深く掘り下げることができます。
脳の学びの潜在力を最も引き出すのは、独学なのです。
自分自身の価値基準を設定して、それをクリアする努力を続ける。
これが独学者の条件です。
特にクリエイターと呼ばれる人の中には、優れた独学者を多く見いだすことができます。
>>>
秋田の「探究型学習」にしても、家庭学習としての「一人勉強」にしても、自分で課題を見出し、それを解決するためのプログラム(カリキュラム)も立てていく点で、クリエイター育成の基になってるように思える・・・と大仙市の教育長も話しています。
独学したくなるような気持ちにさせるのが、私たち教師の役目の一つですね。
それでは、また。
>>>>>>
>>>>>>>>>>>>
あきたユニバーサルデザイン研究会・日本授業UD学会あきた支部研修会
「自閉症7つ道具セミナー」
期日:2019年8月10日(土)
場所:はなび・アム
参加費:5000円
定員:40名
講師:馬田知武(ABC研究所ふくい、あこおる合同会社代表、ABC研究所サポートスタッフ)
>>>>>>>>>>>
「秋田県学力向上フォーラム in 大仙市」
文部科学省委託「教科等の本質的な学びを踏まえた主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学習・指導方法の改善の推進」
期日:2019.11.23(土)
内容: ◯公開授業 ◯実践発表 ◯講演 国士舘大学教授 澤井 陽介 先生(全文部科学省初等中等教育局視学官)
参加費:無料
もうすぐ一次案内が出そうです。
*************************
櫻田 武
Email: sakurada@herb.ocn.ne.jp
○秋田県大仙市教育研究所 所長
○秋田大学教職大学院 実地指導講師
○秋田県上級特別支援教育コーディネーター
○メンタル心理カウンセラー
○上級心理カウンセラー
「日本授業UD学会あきた支部」 https://www.akitaud.com
「sakuradasite」 https://sakuradasite.wordpress.com
「あきたユニバーサルデザイン研究会」https://www.facebook.com/akitaud/
「まなびつうしん」 http://archives.mag2.com/0001608635/
*****************************
Comments