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【ダークベダゴジー】




櫻田武です。


ダークペダゴジーは、他者の成長や価値観、知識獲得に介入するための後ろ暗い方法論を指すもので、ドイツの評論家K・ルチュキーによって1977年に命名されました。


具体的には、▽暴力▽強制▽うそ・ごまかし▽賞罰▽欲求充足の禁止▽条件付き愛情▽心理操作▽監視▽無視▽屈辱――などを用いたしつけや指導がそれに当たります。


明治大学の内藤准教授が、「地域では”おとなしい小市民”が、学校では残酷ないじめをする場合がある。それは、学校が密室的環境だからである。」と話しています。


職員室も密室的環境であり、管理職やベテラン教師が子供を叱って指導する方向に向くと、服従圧力や同調圧力によって全職員に伝染し、ダークベダゴジーの温床が醸成されるそうです。


東京電機大学の山本助教は、学校現場の世界一の多忙さも原因の一つだと話しています。


過労死ライン(週60時間労働強:月残業時間80時間強)の小学校教員も3割超、中学校教員は6割超に上っています。


学力向上、規律維持、新学習指導要領の実施にともなう道徳科、英語科、「資質・能力」、「主体的・対話的で深い学び」・・・・新たに取り組むことが色々なことに加え、高度な情報化社会で生きる子供たちにとって魅力的な教師像も変わってきていることもその原因の一つなのでしょう。


疲弊や焦燥、不安・・・・忙しさに拍車がかかり、いつも何かに追われて自転車操業状態が長くなると、「教師として致命的な欠点となる攻撃性や自己中心性、不寛容、形式主義的な嗜好性などを高め」てしまいます。


これは、社会心理学の各種実験でも明らかになっているようです。


私は、先生たちが持っている「教師像」(先生たちが子供時代の教師像)を変える時期がきているのではないかと思っています。


「リーダー像」と言ってもいいかもしれません。


成果をあげるリーダーは、ずっとリードするだけはなく、任せたり放置したり、信頼したり舞台をつくったりします。


いわゆる、「サーバントリーダー」というリーダーシップもあります。


ある時はオブザーバーになったり、完全なサポーターになったり……教師だからといって、いつも偉くなくてもいいのではないでしょうか。


いつも引っ張らなくても、時には背中を押したり、隣で歩いたり、後ろから見守ったり、遠くで見守ったり。。。。。


それを可能にするには、「活動のゴールは何か」「どんな資質・能力を高めるのか」を教師側が計画していることが必要です。


その時間を作るためには、「時間持ち」になる必要があります。


「時間持ち」になるためには、今やっていることを「リソース」にする必要があります。


次も使えるような「リソース」にする。


そして、しっかり保管しておく。


特に、「よい問い」「よい課題」は、学校で共有したいですね。


それでは、また。


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