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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【指導要録の評価を見れば、その先生の授業が見える】#授業 #ユニバーサルデザイン

櫻田武です。


新年始まったばかりですが、学校は残り50日程度で、今年度もおしまい。


指導要録を記載する時期になります。


本市の指導主事は、市内の学校すべてを訪問し、指導要録の内容をチェックします。


「指導要録がしっかり書かれてある」ことがなぜ大事なのかと言いますと、指導要録は評価ですから、きちんと丁寧に評価されているということは、きちんとした授業が行われているということに他ならないからです。


まず見ることは、教科のある観点においてC評価をつけた場合、その評価に対して行った手立てを総合所見に書いてあるかどうか。


先生方に多いのが、「放課後個別に補充した。」「プリント学習で繰り返した。」この文末で、C評価の児童生徒全員に書いている先生がいます。


この「ユニバーサルデザイン」のご時世、C評価への手立てが、「放課後指導」「プリント補充」だけとは、本当に残念です。


新学習指導要領でも各教科に即した支援のあり方が記されたというのに・・・


本来は、すべての児童をその時間にB評価にしないといけないのに、いかにも「できないこの子が悪い」とC評価をつけ、しかも手立てが放課後指導とプリント補充だけとは・・・


また、堂々とC評価をたくさんつけている先生もいますが、指導主事は「この先生の指導は大丈夫かな?」と思ってしまいます。


UDの勉強をされている先生であれば、支援の必要な児童生徒への手立ては、もっと豊富にお持ちのはずです。


そして先生なら、放課後じゃなくて、授業中に、あるいは授業前の準備で支援しているはずです。


要録に授業中の支援が書けないということは、未だに学習者主体ではなく、教師主導の授業を行っているということになります。


「子供をこばかにするな。」


毛涯先生の言葉です。


教師は無意識のうちに子供を目下のものと見てしまう。


子供は、一個の人格として対等である・・・・


先生は、大丈夫だと思います。



それではまた。ありがとうございました。




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