櫻田武です。
自己実現をすることを、ありのままで生きること、とか、生きたいように生きること、と思っている方がたまにいます。
ですが、これは勘違いだと師匠に言われました。
ありのままで生きたところで、生きたいように生きたところで、自己実現なんてできないのだそうです。
なぜなら、私たちの自己実現というのは、その前提に人間関係が含まれているから。
例えば山にこもって陶芸をしている人が、誰にも褒めてもらえず、人とのつながりもなく、お金も満足にもらえていないときに、「私は社会から完全に隔離されている。でも、これが私にとっては自己実現だ!」と自己実現の欲求を感じることはないでしょうし、心からの充実感も覚えないのが常識だということ。
実は、自己実現をするためには、人からの感謝や尊敬、愛が必要。
そして、多くの場合、お金も必要なのだということでした。
そして、ここからがポイントです。
あなたがありのままで生きたとして、生きたいように生きたとして、あなたは、いつも必ず、周りの人から感謝され、尊敬され、愛されていますか?
あなたは、いつも必ず、周りの人からお金を貰えていますか?
この質問に対してYesの人はいますでしょうか。。。。
私も、自分が書きたいことよりも、読者が知りたがっていることを中心に、このメルマガを書くようにしています。
どうやら、私たちが精神的に大人になるということは、他人との人間関係の中で、自分にとって心地が良い関係性を見つける、ということなのです。
そのためには、ありのままの自分を出したときに、それが受け入れてもらえない、という小さな挫折が必要になります。
この挫折を繰り返しながら、社会との関係性を見つけていくプロセス、それが自己実現なのだということです。
いくつになっても、なかなか自己実現は難しいと思うのは、私だけかもしれませんが。(笑)
みなさんは、すでに自己実現できていますか?
今日もありがとうございました。
それでは、また。
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◆今回の櫻田の推し本
「捨てられる教師 AIに駆逐される教師、生き残る教師 (SB新書)」・・石川一郎 (著)
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