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【うつ病と自殺】#うつ病と自殺  #あきたUD  #授業のユニバーサルデザイン #日本授業UD学会あきた支部 #特別支援教育 #SDGs #1002

2024年1月21日
読了時間: 3分


櫻田武です。


「自殺を図る人の90%以上は、うつ病など何らかの精神疾患にり患している」というデータがあります。


だから、自殺を防ぐためには、周囲の人が気付いて止めることが必要になると思います。


自殺を防ぐ役割を果たす「命の門番」とも言える人のことを「ゲートキーパー」と呼びますが、ゲートキーパーの基本的な対応法として推奨されているものに「TALKの原則」というものがあります。


英語の「Tell、Ask、Listen、Keep safe」の頭文字をとって「TALKの原則」と言われています。


張賢徳 先生(日本自殺予防学会理事長、帝京大学医学部附属溝口病院 精神神経科教授)のお話をシェアします。


<Tell>(伝える)あなたのことをとても心配していて、自殺しないでほしいと思っていることをはっきり伝えること。

ちょっと何かが普段と違うな、何かあったのかな、と心配になったなら、素通りするのではなくて、「どうしたの?」「ちょっと元気ないね」というような声をかけていただきたい。

そしてアンテナを張っていただきたい、というのが、Tellになる。

その際に「何もないよ」と言われたら、「よかった。でも何かあったら声をかけてね。」と言っておくことが大切です。


<Ask>(たずねる)自殺したいという気持ちがあるか、直接たずねること。

Tellよりも一歩踏み込んで、「具体的に質問をする」ということです。気になることを聞いてみるわけです。

例えば元気がなかったら、「何かあった?」「何か心配ごとがあるの?」「何か変わったことがあった?」というふうに、踏み込んでいただきたいと思います。

本当に元気がない、落ち込んでいる人の場合には、もしかしたら自殺につながる危険性を秘めているかもしれませんので、勇気をもって、「もしかしたら『死にたい』と思うこともあるの?」とか、「『消えちゃいたい』と思うこともあるの?」とか、是非たずねていただきたいと思います。これがAskです。


<Listen>(聞く)死にたい気持ちや絶望的な気持ちに耳を傾けること。

Ask、質問をした以上、素通りすることは当然できません。

ここで、「耳を傾ける」。

傾聴ということがとても重要になってきます。

自殺する人に多い心理で一番大きいのは「疎外感」です。

自殺に向かうこの疎外感に対して、自分に寄り添って話を聞いてくれる人がいることは、大きな心の支え・助けになります。

傾聴の際にぜひ実践していただきたいのは、相づちをうったり、ねぎらいの言葉をかけてあげたり、「積極的傾聴」と言うのですけれども、是非これを心がけていただきたいです。

逆に、これはやってはいけませんよ、ということとしては、その人の考えを否定したり自分の考えを押し付けたりするのは良くないと言われています。


<Keep safe>(安全確保)危ないと感じたら、一人にしないこと。また、場合によっては入院などの措置をとること。

もうちょっと平たく言うと、「つなぐ」ということになります。

声をかけて話を聞いた人が、すべて1人で背負い込む必要はありませんし、実際できるものでもありません。

関係機関、関係する人に応援を求めてつないでいくということが大事になります。

自殺対策として、各自治体でいろいろな相談窓口が整備されてきています。

是非活用していただきたいし、弁護士さんなどのボランティア活動で法テラスという法律相談なども設けられています。

あるいは本当に差し迫った自殺行動が心配になったらば、是非遠慮せずに警察に応援を求めてほしいと思います。

警察はそういう場合に動いて助けてくれることになっています。

また、眠れない、食べられないなどの兆候が見受けられれば、うつ病も考えられますから、精神科をはじめとした医療機関につないでいただきたい。

可能であれば、受診に付き添っていただきたいというふうに思います。


なお、以前は思春期以降の大人に発症するといわれていたうつ病ですが、最近では子どもにも起こるといわれ、大人と同じ診断基準で理解されるようになってきています。


それでは、また。


今日もありがとうございました。


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