新学習指導要領のキーワードは、「子供主体」です。
「学び」の教え込みの授業から、学び手としての子供の能動性・自発性を大事にしていこうという大きな意識転換があるのだと思います。
具体的に言いますと、学校を「先生が教えるところ」から「子供たちが学ぶところ」にさらにしていきましょうということです。
もともとそうなのでしょうけれど。
「主体的・対話的で深い学び」と言われていますが、元文科省視学官の澤井先生(現国士舘大学教授)は、次のようにお話されています。
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教師主導から子供主体への意識転換が求められているからこそ、「主体的・対話的で深い学び」にあるように、「学び」という言葉が出てきたのだと感じています。
これまでは、「学習」と言ってきたところに、「学び」というキーワードが学習指導要領や
答申に入ること自体、とても大きなことです。
子供主体に転換するのだというメッセージは十分とは言えないかもしれませんが、学校には届いている気がしています。
小学校だけでなく、中学校も「学び」というキーワードを使っていて、高校もこれから使い始めます。
これは、すごく大きなことだと思います。
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では、子供主体の授業を創造するために、先生はどうすればいいのでしょうか。
言い換えて、子供たちには、どのような資質・能力が必要なのでしょうか。
そして、先生はどのような資質・能力が必要なのでしょうか。
私が研究主任時代に文科省の指定を受け、思考力・表現力を上げるための授業はどうすれば
よいか、学び合いはどうすればよいか、ユニバーサルデザインの授業はどうすればよいか、さんざん研究してきた結果、やっぱりそうだなと思えることは、次の共通する一つです。
それは、「人の力を利用する力」です。
この力が子供たちを主語に変える、先生たちを主語に変える、アクションさせるキーワードです。
主体といいながら、人のものを借りるとは、禅問答のようですが(笑)
それでは、また。
今日もありがとうございました。
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その澤井先生が、秋田県大仙市にいらっしゃいます。
「秋田県学力向上フォーラム@大仙市」
令和元年11月23日(土)
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